3万輪の真紅の薔薇が咲き誇るローズガーデンは、2000年11月、英国王室御用達のフローラルデコレーター、ケネス・ターナー氏のデザインによって誕生しました。屋上緑化によるヒートアイランド現象の緩和を目的として立案されたこの庭園は、レストランや宴席など厨房から出る食物残渣・生ゴミから再生された堆肥を利用し、排水をリサイクルした水を散水に再利用するなど、地球環境に配慮して管理されています。
企画当初から、結婚式場としての利用も視野に入れていたため、「愛が深まるロマンチックなローズガーデン」をイメージし、約2,500㎡の敷地内は、情熱や愛情を彷彿させる赤い薔薇だけで埋め尽くされました。世界中からセレクトした32種もの薔薇は、大きさや形はもちろん、色合いや香りもそれぞれで、春と秋の2シーズン、個性豊かに華やぎます。中でも、ドイツの元首相の名を授けられた大輪の花を咲かせる「ヘルムット コール・ローズ」や、ローズガーデンに咲く薔薇の中で一番香りの良いアメリカ原産の「オクラホマ」、ビロードのような光沢、深い色合いの花が美しい日本原産の「黒真珠」は人気の品種。春先は花の数も多く、秋には咲かないつる薔薇の「アンクルウォルター」も、ガゼボやアーチを取り囲んで開花するため、ガーデン全体に魅力的な雰囲気を醸し出し、忘れることのできない感動のひとときをもたらしてくれます。
この貴重な開花時期をより一層楽しんでいただくため、さまざまなイベントもご用意しています。ご宿泊者限定の「目覚めの朝ヨガ」は、薔薇の香りが一番よい朝の時間帯に開催されるため、朝の光と薔薇の香りに包まれながら、健やかな一日の始まりへと導きます。「ローズガーデンツアー」は、京成バラ園ヘッドガーデナーから直々に薔薇の基礎知識やトリビアなどを伺える貴重なイベントとして、毎年ご好評いただいております。ご宿泊予約の際には、「ザ・メイン」のデラックスルームなど、ローズガーデン側のお部屋をご指定いただくことで、客室からも一面に広がる薔薇を眼下に臨むことができます。また、今年は初の試みとして、ローズガーデンの薔薇を使ったフラワーアレンジメント教室も開催。お土産にぴったりな、ローズを使用した華やかな新作スイーツ「レッドローズマカロン」も登場します。このシーズンならではの薔薇の魅力を、存分にお愉しみください。